
治療開始と
外来管理について
自分の脈拍が少ないためふらつきや意識消失などの症状が出現する場合があります。ペースメーカーを用いて脈拍を補うことが治療になります。
総合病院にて植え込み手術を行います。鎖骨の下にバッテリーを植え込む方法や、本体とリードが一体化した機械を直接心臓内に植え込む方法があります(リードレスペースメーカー)。
3~12か月ごとに新たな不整脈がないか、プログラムの異常がないか、バッテリーは十分残っているか調べる必要があります。かかりつけの病院に、定期的に受診する必要があります。手術が必要な場合には、総合病院と連携して治療を行います。

生活への影響と
身体障害への対応
ペースメーカーは外部からの電気や磁力の影響を受けます MRI検査は磁力が強く、ペースメーカーに影響を与えます。MRI検査に対応したペースメーカーもあるため、MRI検査が必要な場合には、かかりつけ医に確認してください。
ペースメーカーの植え込みを行っている患者様は心臓機能障害の障害認定を受けることができます。3年以内に再認定が必要です。また、病状が安定している場合は再認定時に等級が下がる(例:1級→3級)ことが多いので、ご了承ください。

当院での
外来の対応
3~6か月に一度外来受診していただき、機械の作動状況を評価します。
ホームモニタリングへの対応
受診しないときに自宅に設置した機械を通じて、ペースメーカーの異常をチェックします。外来検査ほど詳細な検査はできませんが、安定している患者様は通院する頻度を減らすことができます。
当院ではホームモニタリングを併用したペースメーカーの管理に対応しています